はるぴきの独り言
起業して成功したいとか才能がほしいとか全部ひっくるめて結局は執着であると思う話
成功者はみんな、悔しい思いとか見返したい気持ちを持つような原体験を幼少期にしてると思う。
だから、そこに執着が生まれる。その執着が原動力となり自分を突き動かす。結果行動につながる。行動するから成功する。
成功者の中でも起業家として成功している人はみんな執着が強い。正確には、事業内容とその人の執着が一致している場合が多い。
イメージは、例えば執着の針のようなものがあったとして、それが自分自身や自分の内側に向けられていると、事業内容もそこを完全に切り離したものにはならない。
お金に執着しているならどれだけ効率よく稼げるかという効率重視のビジネスモデルが多いし、見た目に執着があるならコンプレックス産業や何かの解消・改善をウリとする事業が多い。
私は、起業家とは、幼い頃に自分の価値を最大限発揮できなかった人が目指す職業であると思っている。
顕在意識がどれだけ認知しているかは別として、悔しい、悲しい、自分なんて、なぜ認めてもらえないのだろうといった負の感情とか、人生の早いうちからどれだけ負けを経験してきたかが大きく関係すると思う。
だから、結局、よく言われる「成功するかどうかは諦めないかどうかだ」みたいな話に繋がるのだと思う。粘り勝ちパターンが多いということである。
というか、人によって強弱はあるにしろ、負の感情を多少なりとも持っていないと、起業家になりたいという意思が持続しないのでは?と思っている。
その結果が「成功」という形で世間から測られるだけで。
なぜそう思うのかは、世間的に明らかに成功者と言われているかつ、自分が大成功者だと思う人はみんなそうだから。
(自分がそういう考え方だから似たような人にばかり目がいってしまうのは少なからずあるとは思いますが)
執着は、成功するにしたがって少しずつ薄れていくものだと思う。でも完全になくなることはなくて、それはなぜかと言うと、成功したら次はその状態に執着が生まれるから。
そもそも成功とはどこまで行っても相対的なもので終わりはないから、成功すればするほど次がどんどん見えて、最終的には成功なんて存在しない世界線に行き着くと考えている。
完全に執着を手放した状態になれるとしたら、成功とか勝ち負けとかどうでもよくなっているだろうから、その時に成功とは何か、自分の中で明確な基準や答えがわかるのかもしれない。
私の執着(客観的に自分自身を見たときに感じること)
・見た目
・お金
・才能
・勝ち負け
まず見た目。幼い頃、人はいつか皆、大人になるとともに勝手にかわいくなったりかっこよくなると思っていた。でも中学生になったぐらいの頃、そうではないことに気づいた。そこから執着が始まった気がする。何に対しても理想が高すぎる自分は、当時の自分の見た目に全く納得がいかなかった。だから見た目に関して興味を持てたし、平均よりは時間・労力・お金をかけることができた。パーソナルカラーに惹かれたのもここから来るものだと思っている。
お金。これは完全に育った環境。幼少期から家にはお金がないという認識で育ったし、学生時代は本当にお金に苦労した。中学を卒業した次の日からバイトしまくっていたし、とにかくお金がないことが辛かった。今でも貧乏は罪だという考え方だし、稼いでいる人は魅力的に見えてしまう。でも本当はお金で人の価値は全く決まらない。お金の執着がない人は本当に羨ましいけど自分は完全にそうはなれないなあと思う。でも今はそれでいいと思っていて、本当の幸せはお金じゃないことを証明できる存在になりたい。
才能。起業するまで何も頑張って来なかったし、取り組むこと全てに本気になれなかった。自分は本気を出したらできると思い込んで惰性で生きてきた。そのツケが大人になるとともに回ってきて、そこから人生が変わり始めた。
今でも自分には才能があると思いたいからこそ、実際に才能があってすでにそれを認められている人や、努力を100%才能に見せられる人が羨ましい。自分もそうなりたくて仕方ないからこそ、一般的に言われる「努力」ができているのだと思う。
勝ち負け。これは完全に負け続けてきたから。だから勝ちたい。勝ちにこだわるから、いかに競争をせずに勝てるかにこだわる。私が思いつく事業、やりたい事業は全てここに起因する。
私は実は見た目もお金も才能も自分が思ってるほど強い執着はなくて、最も強い執着は勝ち負けではないかと思う。
昔は芸能人か小説家になりたかったが、それは幼い頃の狭い視野で見たときに、自分の中で最も勝ちパターンだと思える職業だったからだと思う。少しずつ大人になってきたけど、自分という存在で勝ちたい、成功したいという気持ちは消えない。それが自分を支えている。どこかの会社の一員ではなく、自分という存在で勝ちたい。それが芸能人でもYouTuberでもインフルエンサーでも小説家でもなく、起業家に結びついたんだろうなと。
起業家は本当に素晴らしい職業だと思う。新しい価値を生み出すことが人のためになって、お金もついてきて、自分の価値も証明できる。
何のために自分は頑張りたいのだろうと思う時がたまにあるけど、自分に認められたくて頑張っているんだろうなと思う。これからも自分の原動力はそこでしかなくて、それを捨てたときが全てやめるときだと思う。
何者かになりたい人はみんな、自分になりたいのではないかと私は思います。